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和柄の種類:歌舞伎役者たちが考案した役者文様 その二

六弥太格子

六弥太格子
六弥太格子は、歌舞伎の市川家の定紋である三枡文(大・中・小の三重の枡を入れ子にして上から見た形を文様にしたもの)を、互い違いに組み合わせた連続模様のことをいいます。 流行したきっかけは、江戸時代後期にありました。歌舞伎役者の八代目市川団十郎が「一谷武者画土産」の芝居で岡部六弥太を演じ、そのときの衣裳の裃にこの文様が用いられていたのです。八代目団十郎が演じた岡部六弥太から「六弥太格子」と呼ばれるようにもなりました。 この六弥太格子は、近くから見る場合と遠くから見る場合では色の見え方が変わり、近くから見れば衣の地の色が目立って見え、遠くから見れば三枡の白抜きが目立って見えます。 現在でも浴衣や手ぬぐいなどの柄として用いられています。

市村格子

市村格子(いちむらごうし)
市村格子とは、横一本と縦六本の格子の間に「ら」の文字を入れたデザインのものです。「一六ら=いちむら=市村」と読ませ、江戸時代後期の歌舞伎役者、十二代目・市村羽左衛門が好んで使ったといわれています。格子の筋が一部欠けている「破れ市村格子」という変わり種もあります。 十二代目・市村羽左衛門は、1820年に十二代目市村羽左衛門を襲名し、以後、江戸市村座の座元と役者の双方を勤めた者です。彼が市村座座元である間に、市村座は火災と天保の改革の一環により、移転を経験しました。また、市村は私生活では派手な遊びをし、江戸市中の話題を集めたといいます。 そんな十二代目・市村羽左衛門に愛用された市村格子は、現在でも手ぬぐいなどに描かれています。

芝翫縞

芝翫縞
芝翫縞(しかんじま)とは歌舞伎役者の衣装に用いられた歌舞伎文様の一つです。三代目中村歌右衛門が使い始めた文様であると伝えられています。中村歌右衛門=初代中村芝翫であることから、芝翫縞との名がつけられました。 芝翫縞は4本の縞の間に鎖模様を挟んだ縦じまです。四環縞と表記されることもあります。 4本の縦じまに1本の鎖(環)からなる模様であることから、歌右衛門の名前である「芝翫」に「四環」をかけています。 芝翫縞は江戸時代に流行した文様ではありますが、そのすっきりとしたフォルムから現在でも手ぬぐいや帯などの和装小物などにも多く用いられています。時代を超えて愛される、粋でいなせな江戸を感じさせる文様の一つです。

播磨屋格子

播磨屋格子
歌舞伎文様の一つに、播磨屋格子というものがあります。 これは、屋号が「播磨屋」であった中村吉右衛門が使用していた格子で、八本の縞と二本の縞で格子をつくり、その中に、変体仮名の「ま」の字を配した文様です。 八本の縞が「は」、二本の縞が「り」、変体仮名の「ま」で「播磨」と読みます。 元々この播磨屋という屋号は、初世中村歌六が用いて以来その系統の屋号でした。 しかし現在は三代目中村歌六の長男を祖とする分家筋の中村吉右衛門およびその一門が用いており、手ぬぐいやハンカチを始め様々なグッズに印刷されて使用されています。 現在の中村吉右衛門は二代目にあたり、様々な時代劇ドラマなどで活躍する一方、歌舞伎役者として、そしてまた歌舞伎の作者としても活躍しています。

高麗格子

高麗格子
歌舞伎の衣装につけられた歌舞伎文様の中の一つで、格子縞模様の名前。 歌舞伎役者、四代目松本幸四郎が狂言「鈴が森」で幡随院長兵衛役を演じた際、使用した衣装の模様がこの格子縞であったことがはじまりとされる。このことから、松本幸四郎の屋号である高麗屋にちなんでつけられた名称である。高麗格子または高麗屋格子と呼ばれ、当時はたいへん人気を博した模様であった。 格子縞とは、縦縞と横縞を組み合わせた縞柄のことで、建具の格子のような見た目をしている。西洋ではチェックといわれる。高麗格子は、太い縞と細い縞を交互に等間隔で並べたものを、縦横に交差させており、横幅よりも縦幅に長く間隔が取られているのが特徴の大きな模様である。

中村格子

中村格子
中村格子は歌舞伎界に判じもの(ごろ合わせなど、粋で洒落の利いた文様の総称)が大流行した際に、歌舞伎役者の中村勘三郎が身に着けていた文様です。 屋号の「中村」を取って、細い線6本で格子文様を作り、その格子のなかにそれぞれ「中」「ら」の字を入れます。こうすることで「なか(中)む(6)ら」と読ませます。中村格子には6本線で格子を作ったオーソドックスなもののほかに、細い線を5本と太い線を1本セットにして、講師にアクセントをつけたバリエーションも存在します。 江戸の町に住む人々は、中村屋以外にも自分の贔屓にしている芝居小屋の屋号を洒落にして身に着けることがあり、この中村格子は中村勘三郎が身に着けたことで中村座を贔屓にする町人の間でも流行が広がりました。

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